寝室

玄関が「陽」「動」の代表的な場であるのに対し、寝室は代表的な「陰」「静」の場です。そして、「いい活動のためには、いい睡眠が必要」「いい睡眠のためには、いい活動が必要」といった具合に、これらは表裏一体の関係にあります。

ですから、玄関と同じぐらいに重視し、しっかり整えていなければ、お互いがうまく回っていきません。

寝室を考えるうえで注意したいことといえば、睡眠中の体や精神は無防備になり、場の氣の影響を強く受けるということ。つまり、寝室が乱れていれば、乱れた悪い氣の情報が、全身と脳に入り込んでしまうのです。

寝室には心臓・血液循環との密接な関係もありますから、不眠、体力・気力の低下、ストレスの蓄積に加え、心臓病の恐れまで出てきます。乱れた情報が神経の興奮状態を継続させますから、夫婦の円満を欠くことにもつながります。

以下を参考に、すぐに整えていきましょう。

整った寝室は活気を生む

寝室の環境がしっかり整っていれば、あなたの睡眠中にはよい氣の情報が全身と脳に働きかけ、心臓の働きが整います。その影響は、肉体的には体力の充実、精神的にはストレスの解放やリラクゼーションにまで及びます。そして、朝起きたときには自然と活力がわき、社会で活躍できる氣を身につけ、運を味方にできる状態になっているわけです。

では、心地よい寝室作りの具体的なポイントとを挙げておきましょう。まず、掃除や片づけをするのは当然として、蛍光灯は絶対に使わず、白熱灯の間接照明をふやしましょう。光(照度)をできるだけおさえたほうが、氣が整います。

玄関と同様、アロマオイルの香りを利用するのも手です。ラベンダーやユーカリの香りには入眠効果がありますから、好まれるかたには特にお勧めです。

色を活用するならば、色の周波数が高い赤は、休まるどころか活動的になってしまうので、寝室には向きません。薄い紫や青、緑など、周波数の低い色がお勧めです。

寝室の状態は、目覚めて最初に入ってくる情報です。その点を忘れず、いつも整った場にしておきましょう。

玄関から離れた広すぎない部屋を選ぶ

寝室と玄関は、場として正反対の質を持っていますから、なるべく離れた位置にあるのが理想です。そもそも、道路の近くに寝室があれば、車の騒音やヘッドライト、排気ガスなどが入りやすく、寝室の氣が安定しないので、心身ともに休まりません。

また、広すぎる寝室というのも落ち着きません。私たちは、室内が自分の氣で満たされていないと、不安感が増していくのです。落ち着いて眠るには、夫婦の寝室で上限15畳が目安です。

鏡や小物、タンスには注意が必要

寝姿が映るような鏡があると、氣が反射して動き、寝つきが悪くなります。同時に、精気も抜かれていきますから要注意。寝室に鏡があれば、寝る際に布などで隠すようにしましょう。

また、暗いイメージの置き物・小物があると、暗い氣のエネルギーを受け続けるので避けましょう。タンスからは、防虫剤・クリーニングの薬品などに含まれる有害化学物質がもれ出しています。当然、脳に悪影響がありますので、別の部屋への移動を。

寝ている頭の周りには物を置かない

枕元にCDラジカセなどの電気機器があると、そこから発せられる電磁波が脳に悪影響を与えます。また、頭の上に梁があっても、圧迫感を受けて脳が混乱し、心身のバランスが崩れてしまいます。頭の周りになにも物がない状況を作りましょう。

とはいえ、頭と壁の間に50cm以上の隙間があると、その空間に風が起こりやすく、氣が安定しません。窓があっても、温度差が発生して自律神経が興奮してしまいます。壁際が最適です。

アンティーク、パイプのベッドは氣を乱す

アンティーク家具は風水度を下げるので、基本的にはお勧めしません。以前の持ち主の氣を残しているので、心身ともに乱されてしまうからです。

特に、前の使用者の氣のエネルギーが強く染み込んでいるのがアンティークベッド。あなたの持っている氣と合わず、安眠を害しますから、避けたほうが無難です。

パイプ製のベッドは静電気を帯びやすく、また冷たい氣を放っています。体を冷やすような物は、寝室には禁物です。

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