キッチン&ダイニング

料理をする、食事を取るという、活動的な行動をするキッチンとダイニングルームは、「動」の場です。そして、一家全員がそろい、たいせつな栄養を補うところですから、家族の団らんと健康のシンボル的存在といえます。

ですから、キッチンを清潔に整え、楽しく料理をし、笑顔の絶えない食卓であれば、健康に好影響が出るだけでなく、家庭内の親睦・愛情・親子関係・体力などにもプラスの結果が現れます。

それぞれを見ると、キッチンは小腸・心臓・消化器、洗い場は膀胱・子宮、ダイニングルームは胃や脾臓に対応しています。ですから、洗い場を含めたキッチンの環境が整っていないと、腰や子宮にダメージが現れ、その人は優しさまでも失ってしまいます。

子どもへの虐待をする母親のほとんどは、料理をきちんと作りません。その理由のひとつは、キッチンが乱れていることです。くれぐれも注意してください、

NGキッチンは消化不良・腰痛に

狭くて料理がしづらい、背面キッチンで壁に向かって料理をしている、冷たく寒くて居心地が悪い――これでは、料理をしている人のストレスは募るばかりです。

しかも、食器を洗わずに放置したり、生ゴミをため込んだりしていると、氣の流れが悪くなります。そもそも風水では、食器や調理器具が表に出ていることを嫌います。そのうえ、場が汚い状態であれば、運氣がさらに悪くなるのは当然のことです。

こうして停滞した悪い氣は、もちろん料理に移ります。また、そのキッチンに立つこと自体がストレスになり、料理の質まで落ちていきます。こうして作られた料理を食べれば、胃腸の働きに障害が出て、消化不良になるのは目に見えているでしょう。

さらに、キッチンは血液循環と免疫に関わっていますから、場が悪いと血流が悪くなり、調理している人の腰や子宮に悪影響が及びかねないのです。

青や白、銀色などの寒色系でまとめられたキッチンともなれば、その心配はさらに増します。色合いの基本は、暖色系、またはナチュラルなイメージの木質系です。

心と体、さらに運氣も見据えたうえで、存分に腕をふるえる場にしていきましょう。

イライラ解消はキッチン整備から

主婦のかたが一人で最も長い時間を過ごすのはキッチンでしょうから、情緒安定の大きな鍵を握っています。

整理整頓をして、料理をするのにじゅうぶんなスペースを作り、できれば対面式にして温かい場にしましょう。お母さんの様子が見えれば、子どもには自然と手伝う気持ちが生まれるはず。さらに旦那さんも、食器洗いをしてくれるかもしれません。こうなれば、お母さんがイライラすることも少なくなるでしょう。家庭も円満になります。

便利な調理器具も使い方に注意

電子レンジや電磁調理器は、それ自体が電磁波を発しているうえ、家の中の活気を妨げます。特に、女性の氣が弱まることにつながりますので、注意が必要でしょう。

ガスコンロの場合も、置かれた場所によっては問題が出てきます。部屋や家の中心、玄関のすぐそばにある場合も、換気がしにくいため、料理の生活臭がなかなか抜けません。 すぐに視界に入るのも問題です。生活感が染みついている豊かな人や家なんて、滅多に存在しないのです。

円いテーブルで食事をすると家族円満

丸みを帯びたものには、氣を内側に巻き込む力があり、場のエネルギーを増幅してくれます。ですから、ダイニングテーブルの形を丸いものにすれば、ダイニング本来の持つ楽しさや喜びが増すのです。その結果、家族間の人間関係がよくなります。

また、"エライ人の位置"がなくなり、ケンカをしていれば視線を自然にずらすこともできます。特に、親子関係がうまくいっていない家庭にはお勧めです。

殺気を放つものはダイニングに厳禁

なにかしらのインテリアが飾られるダイニングルームですが、骨董品(こっとうひん)やドライフラワーなどはふさわしくありません。

いくら高価な骨董品といえども、前に使っていた人の氣が残っています。一見きれいに思えるドライフラワーも、実は生気を抜き取られているもの。これらが発する「殺気」は、食事とともに体内に入り込みます。食欲が奪われ、栄養をじゅうぶんに摂取できなくなるうえ、せっかくの家族団らんの場も乱されてしまうのです。

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