トイレ

日常の生活行動が表れやすい場は、トイレ・おふろ・キッチンです。とりわけトイレは、住人の気づかい・心づかいが垣間見え、精神性まで見て取ることができます。

そしてトイレは、基本的には「陰」の場です。それなのにトイレは、もともとが暗く冷たく感じる作りになっている場合が多々あります。こうなると、「陰」の度合いが強まりすぎ、「陽」とのバランスが非常に悪くなります。

汚れているともなれば、目も当てられません。汚いものに心も行動も汚染され、その状態をあたりまえと思う無感覚が氣を滞らせ、やがて判断力を失っていきます。

ですから、トイレは常に清潔で明るく整え、「陰」「陽」のバランスを取るのが理想的です。

また、緊張感が強くなるようなトイレは、いただけません。

腎臓・膀胱・泌尿器系に関係し、副交感神経の働きとつながっているのですから、心身ともゆったりできる場にすることも重要です。

きれいだと経済力を高める

風水では、「お金=水」と捉えます。実際、古代からの文化文明は、きれいな水のあるところで発達してきました。そして、水が汚れてしまったところでは、現代でいうところの低所得者・貧困層がふえていきました。これは中国に限らず、世界中で当てはまることです。

水がきれいな場所では、気分が清々しくなり、脳の状態が整います。脳が整えば、よい判断と行動がきちんとできるようになります。そして成功と運を引き寄せ、経済が豊かになっていくのです。

トイレは住人の生活行動や精神性を最も表す場なのですから、そこが汚れていても平気ということは、すでに脳が混乱し、思考も行動も乱れていると考えられます。経済もやがて失速していくでしょう。ですから、住まいにおけるトイレは経済状態を反映し、清潔に整っていれば金運に恵まれ、汚れていれば金運から見放されてしまうのです。

そしてまた、お金=水は、あまりにため続けていると腐ってしまいます。流れてこそ社会全体を潤し、皆を豊かにしていくものであることを覚えておきましょう。

ストレスを感じない工夫が必要

汚れてきたないトイレは、不快感が緊張を生み出します。すると、排せつにおいて重要な役割を果たす弛緩動作がスムーズにできなくなります。ですから、きれいに整えることは、必要不可欠な要素です。

狭いトイレの場合も、閉塞感がストレスにつながります。側面の壁の色を薄くしたり、鏡をつけたりして、圧迫感を緩和しましょう。トイレで落ち着くことができれば、腎臓への負担を軽減でき、不安をぬぐい去る場としての機能が果たされます。

常に換気を心がける

トイレのにおいがたち込める住宅や会社は、人間関係が乱れ、よい人脈を失ってしまいがちです。トイレのにおいとは、つまりは前に使用した人の情報です。その中にこもり、他人の情報を体内に取り込んでしまうと、いいことはまったくありません。

ですから、窓を開けたり、換気扇を回すなどして、においが残らないように注意してください。窓がないトイレなら、できれば換気扇のスイッチを入れたままにしておきましょう。

便秘や下痢の人は「色」を活用する

トイレにまつわる悩みといえば、便秘や下痢。これらについても、色を活用し、場の環境を整えることが効を奏します。

便秘がちな人は、腸が不活性な状態。逆に下痢ぎみの人は、腸が活性化しすぎています。そこで、腸が不活性で便秘の人には、高い周波数で刺激を与える赤やオレンジ。一方、腸が活発すぎて便が固まらない人には、低い周波数で働きをスローにする紫や青、紺。これらを壁紙や置き物に利用すればいいのです。

引っ越し・リフォームでは位置に注目

住宅の中央は、生命情報の中心ともいうべき場所です。そして、その場にある氣が、住宅の基本的傾向を決めるとされています。そこにトイレがあると、氣が水に溶け落ち、しかも排水されてしまうのですから、安定した情報を保てません。

加えて、家の中心付近にトイレがあると、排せつ物の汚れた氣が家中に広がって充満しやすいため、家族全員の免疫力が低下してしまうのです。

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